九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク
Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education

Q-conference

2013-12-25 17:56 【Q-conference2013】開催報告②

Q-conference2013開催いたしました②

企画セッション

「誰が大学教育を改善するのか」というテーマのもと、企画セッションは展開されました。Q-conference2013の題目に記された<NEXT!>には、臆せず試行錯誤する勇気を持って前へ踏み出し、大学教育をバージョンアップしようといった意味が込められていました。続くサブタイトル<私たちは変われているのか?>は、大学教育改善と格闘する個人へ向けられた問いかけです。当事者となって行動を起こそうとすれば、棚上げせず(他人まかせにせず)に課題と向き合ったり、その課題へ何らかの影響を及ぼしているかもしれない自身にさえ気づいたりすることが求められるでしょう。カンファレンスの題目をセッション参加者の皆さんが主役となって深める(試行錯誤の意味を捉え返す)場づくりに、企画セッションは取り組んだのです。コンセプトは、主体を発見する機会づくり。
 
このコンセプトを具現する方略として、「ワールドカフェ」という対話プロセスが採用されました。それは、参加者が互恵的な関係のもとで質の高い対話を楽しみ、創造的な時間と空間を過ごそうとするものです。
 
インビテーションカードを受付で渡された参加者は、会場内のテーブルに散らばって着席していきます。プログラム冒頭でのスタートアップ(導入)が終わると、Lecturerである川島啓二氏から『大学教育改革のスペクトラム』と題する話題提供へ。これは、コモングラウンドづくり(課題背景や現状認識の共通理解、大きな齟齬の解消など)という段階です。その後は、『大学教育が展開されている場<所・面>は?』、『では、誰<何>がそれを改善<しようと>しているのだろうか?』という問いかけを契機に、参加者による対話(dialogue)のラウンドが続けられました。テーブルホッピングが加わることで、テーブルに広げられた模造紙に描かれるメモやイラスト、記号はカラフルさを増していきます。Facilitatorは、田中岳氏と小菜辰郎氏。
最後のラップアップ(まとめ)を受けて、ハーベスト(収穫)で締め括り。会場前に掲げられた模造紙には、参加者からの知恵やアイディア、学びや感想、決意や想いが貼られていきました。大学教育改善と向き合う意味を発見するプロセス(World Cafe Communityによる試行錯誤)は、Q-Linksが目指すビジョンの可視化にもつながるものでした。
(九州大学基幹教育院 田中准教授)

クロージングセッション

企画セッションに引き続き、岡山大学若手職員塾のお二人(内藤氏、松本氏)による司会のもと、クロージングセッションが行われました。Q-conference2013を振り返って、「ポスターセッションPRタイム(沖縄国際大学学生 濱里氏)」、「ポスターセッション(九州国際大学 楢原氏)」、「企画セッション(宮崎公立大学 田辺氏)」について、それぞれ報告をいただきました。当日の来賓である文部科学省の安部田康弘氏からの挨拶の後、Q-Links事務局より、Q-Linksの今後の活動について説明がありました。閉会にあたって、Q-Links運営校である九州大学の丸野俊一理事・副学長からご挨拶をいただきました。最後にQ-conference恒例の全参加者による集合写真の撮影が行われ、参加者には充実した表情が見られました。
(九州大学学務企画課企画調査係 井手添専門職員)

この度、Q-conference2013の開催にあたり参加者の皆様をはじめ、
ご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
今後ともQ-Linksをよろしくお願い申し上げます。

学生スタッフ感想ブログ

九州大学 龍興さん

参加者感想(アンケートより一部抜粋)

・ワールド・カフエが楽しかったです。特に学生、職員、教員とそれぞれの立場の人のお話が聞けてよかったです。
 
・体験してみないと分からないこと、体験したからこそ分かること、いろんな収穫がありました。来て本当に良かったです。ありがとうございました。
 
・初めての参加でしたが、本当に刺激の大きい一日でした。大学を取り巻く環境が厳しさを増す中、必死に頑張っておられる方々が多いことに気付くことができました。学生が大学の主役であることには変わりがない為、“学生”がハッピーになるためにできることを一つずつ着実にやっていきたい。
 
・どのような活動をしているかなど、色々な事を知ることができて、今後どのようにポスターを作成したらいいかや、どのように説明すれば相手に伝わりやすいかなど、自分自身のいい成長の場になったと思います。
 
・普段お会いする機会のない人と話をし、アドバイスをいただいたり本当にいい時間を過ごすことができました。

アンケート内「ポスターセッションで特に印象に残った発表パネルは?」にて
得票数上位のパネルをご報告します。(※五十音順)

・岡山大学 若手職員塾
「ぼっけぇおもれぇでぇ!岡山大学若手職員塾」
・沖縄国際大学
「正課教育と正課外活動の融合:サークル「SmiLife」を事例として」
・鹿児島大学 ピア・サポート鹿ナビ
「学生と教職員の架け橋へ 〜鹿ナビの挑戦〜」
・宮崎公立大学
「ご意見ください!〜宮崎公立大学の「教員相互の授業参観」という未知への挑戦〜」