九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク
Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education

Q-place

2013-06-26 03:02 第19回 workshop for workshop vol.4「ワールド・カフェでやろうよ!」

2013年3月1日(金)、九州産業大学を会場に開催されました「第19回Q-place」の模様を報告します。

日時 2013年03月01日(金)受付12時30分〜/13時〜15時
場所 九州産業大学1号館2階基礎教育センター内会議室
題目 workshop for workshop vol.3 『ワールド・カフェでやろうよ!』
講師 Facilitator 田中岳(九州大)
Graphic Facilitator 小貫有紀子(九州大)
Guest Speaker 秦矩之(福岡教育大)
主催 Q-Links
対象 Q-Linksメンバーシップ(賛同校・運営校の教職員、賛同者)に限る。とりわけ、次のような方々の参加をお待ち申し上げております。これまでにQ-Linksが催した企画へ参加し、ワークショップを体験(体感)され、ぜひ自分もやってみたい!という意欲が芽生えている方。とはいえ、ワークショップを実際にやるぞと意気込んでも、どこから手をつければ良いのだろうかとお悩みの方。また、心に残るワークショップと心に残らないワークショップとに、どのような違いがあるかを考えてみたい方。
企画の背景・意義 Q-Linksは、『workshop for workshop』という企画をはじめました。第1回として「細かすぎて、Q-Links!」(2012年02月17日)、第2回「初心者の経験に訊け!」(2012年06月14日)、第3回は「FD・SDプログラムの“ずれ”を活かそう!」(2012年10月16日)をテーマに開催したところです。 
これまでに多くのワークショップを企画・開催してきたQ-Linksの“こだわり”について提供し、共有する機会をつくってみよう。多くの智恵が求められるFD・SDの開発に、Q-Linksが試行錯誤する内容や様子をありのままお伝えしよう。新たなFD・SDのプログラムを実践したいと悩まれている方々が挑もうとされている、これまでにないプログラムの創造へ貢献したい。そんな想いが発端でした。 

各回の模様は、ウェブサイトで御確認ください。

第13回Q-place(workshop for workshop vol.1)活動成果報告 
第15回Q-place(workshop for workshop vol.2)活動成果報告
第16回Q-place(workshop for workshop vol.3)活動成果報告

さて、その第4回を実施します。 

今回は「ワールド・カフェ」が素材です。自身が所属する大学で行う検討に、ワールド・カフェの手法を取り入れた方をお招きし、その様子(準備、本番、反響など)を御披露いただこうと考えました。まだまだ知らない方も多いだろう、ワールド・カフェ。留学生が集まって雑談をするのだろうとイメージされている方々がいらっしゃるかもしれません。対話の技法を中心に置いて参加者全員で価値を探求する営みは、味わってしまえば病みつきになる可能性大です! ワールド・カフェって何だろう。まだ知らない方も、既に参加したという方も、主催されたという方も。当日に御参加のみなさんと「ワールド・カフェ」の可能性を拓いていこうと思います。
目標 ○Q-Linksが行っているワークショップの、難しさや落とし穴、ややこしさ、楽しさ等、そうした事柄を象徴するエピソードも踏まえながら、「ワークショップ」について自分の言葉で説明できるようになる。
○実際にワークショップを行う自分と、今の自分との距離感について説明できるようになる。
役割・過程 本Q-placeでは、参加者同士の相互作用を大切に考える。Facilitator(進行)が、Guest Speaker(語り部)との交流から言葉(学び)を紡ぎ出す役割を果たすことで、本プログラムの成功へ貢献する。更に、Graphic Facilitator(書き手)は、その学びを可視化することに努める。Facilitatorたちは、会場を活性する進行に努めるので、参加者のみなさんにも主体的な参加をお願いする。
当日の参加教職員数 16名[教員(7)、職員(9)]
機関別:福岡教育大(1)、九州女子大学(1)、九州大学(2)、長崎国際大学(3)、沖縄国際大学(2)、島根大学(1)、崇城大学(1)、筑紫女学園大学(1)、早稲田大学(1)
…ABC順、※Q-Links事務局(3)

◎参考URL◎
・福岡教育大学『福教夢cafe』(平成24年度SD推進事業)2012年12月21日
開催報告  /  開催案内
 
・三浦真琴・田中岳・神保啓子・樋口浩朗・髙橋伸一
『教職協働-教員と職員との協働(Co-work)作り-』
(大学コンソーシアム京都2008年度第14回FDフォーラム)2009年03月01日
開催報告

当日の様子

先ずは、福岡教育大での取組みを秦さんに紹介してもらいましょう!
ずいぶん緊張してらっしゃる様子…
度胸ないんですよね…でも頑張って、“ナマ”をお伝えします!

今日もファシグラ(ファシリテーション・グラフィック)は、Q-Links事務局の小貫さんにお願いしました!
ほほぉ、今日は右上からですね。

Q-LinksのQ-Labに参加して、ワークショップっておもしろいなぁ!と。

それで。学内のSDでやってみたくて、企画書を出しちゃったんですよ、先に。ワークショップを体験させてあげたい!という思いから…。ワークショップの本を読んだら、すぐにできそうな感じだったし…。でも今となって振り返れば、ただウエから目線で偉そうなだけですよね。そんなでしたから実行メンバーをまとめるのに一苦労でした。
 
「わかる」と「できる」は、違ったんですよ(苦笑)。
 
ある期間、研修で不在にしたんです。その時、メンバーが主体的に準備を始めてくれていて。仲間に助けられました、本当に。リーダーって、“ライオン”っじゃないんだ…って気づかされた瞬間です。

大学では、まだまだ「話しをする(語り合う)」ことが足りてないのかもしれません。
立場や価値をいったん横に置いて、違いを認め合って何かを創るっていう体験。
ワールド・カフェでならやりやすいし、そこで慣れてみる…ってありかも!

wfw vol.4 『ワールド・カフェでやろうよ!』
 Facilitation Graphic by ONUKI

ということで?、やはり最後は記念撮影をば。
 さて明日は『Q-conference2012』!!

参加者の声

☆ワールド・カフェでやるワークショップっておもしろそう。やり方覚えてやってみようか…というふわふわした気分で参加したQ-place。ゲストスピーカーの秦さんのリアルな語りに、謎の占い師に自分のふわふわさを言い当てられたような衝撃が…あまりに自分のことのようで、秦さんの語りを通して自分のワークショップへの向き合い方を振り返っていました。
 
ワークショップへの向き合い方の深さや距離感(準備や配慮、自発的な貢献などのエネルギーの注ぎ方)とワークショップから得られるエネルギー量(学びや成長、心に残る感じ)は比例するとしたら?でも、そんなにエネルギーかけられないと怖じ気づく自分と、秦さん達の勇気と情熱にfacilitateされて、やっぱりワールド・カフェで、語り合う・繋がり合う場を仲間とつくってみたいなと思う自分。今回のQ-place体験は"やってみるなかでワークショップ魂は少しずつ成長するでしょ"と、迷う自分の背中をポンと押してくれました。【私立大・教員】
 
☆「を」じゃなくって、「で」なんですよねぇ。いきなり現国の助詞の文法授業チックな説明のようですが…。そうか、ワールド・カフェは「SDをやりたい」という発意から行き着いた手段だったのですね。大学という一種独特な風土を持った組織体で、何か新しい試みをすることの困難さと、それを突破する創意と工夫の力強さと初々しさが、秦さんの決して自信に満ちていない(←失礼)発表内容からノーカットでにじみ出ていました。行動することの大切さをあらためて教えてもらった貴重な時間でした。【私立大・職員】

御 礼

はじめに、「第19回Q-place」にご参加いただいた皆様、私の拙い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。緊張のあまり、何をお話したか今ひとつ記憶が定かでなく、何かまずいことを口走ってはいなかったかと少し不安なところはありますが、少なくとも「飾らない姿」はお見せできたことと思います。
 
さて、今回お話をいただいたときに真っ先に頭に思い浮かんだのが「私なんかが皆さんの前に出てお話ししてよいのだろうか」というものでした。といいますのも、今回のワークショップで私の頭の中にあった企画を現実のものにできたのは、何よりも、一緒に企画をつくったメンバーの前向きで献身的な関わりがあったからです。
企画者として、「こう進めれば良かった」、「こうしたらみんなに迷惑がかからなかった」と反省することはたくさんありますが、私は、ワールド・カフェを通じて、学生や地域の方々と教職員が対話をする可能性、そして、そのような企画を私たちが自らの手でつくることができるという可能性を感じることができました。私の体験談を聞いて、「こんな素人でもワークショップづくりに挑戦できるのか」と皆様に興味を持っていただけたなら幸いです。
 
最後に、今回のワークショップの実施にあたり、Q-Links事務局の皆様には、企画の構成や内容から企画者としての心構えに至るまでたくさんの熱心なアドバイスをいただきました。改めて御礼申し上げます。

福岡教育大 秦 矩之

あらためて、御参加いただいた皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。翌日に迫った『Q-conference2012』。準備でドタバタしている九州産業大学の一室に秦ワールドが出現していました・笑。アドリブの苦手な秦さんが紡いだ言葉たちのハイライトは、『リーダー』についてのところだったといえるでしょう。ワークショップでは、それに関わるみんなが学び成長できる。秦さんの非言語コミュニケーション(メッセージ)は、Q-place参加者へ届いたようです。
『workshop for workshop vol.5』を楽しみに。また御案内させていただきます。

Q-Links事務局 田中 岳