九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク
Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education

Q-place

2012-08-08 03:02 第15回 workshop for workshop vol.2― 初心者の経験に訊け! ―

2012年6月14日(木)、九州大学を会場に開催されました「第15回Q-place」の模様を報告します。

日時 2012年6月14日(木)受付16時30分〜/17時〜18時30分
場所 九州大学(箱崎キャンパス)
題目 workshop for workshop vol.2 『初心者の経験に訊け!』
講師 Facilitator 田中岳(九州大)、
Graphic Facilitator 小貫有紀子(九州大)
Guest Speaker 小菜辰郎(福岡教育大)
主催 Q-Links
対象 Q-Linksメンバーシップ(賛同校・運営校の教職員、賛同者)に限る。とりわけ、次のような方々の参加をお待ち申し上げております。これまでにQ-Linksが催した企画へ参加し、ワークショップを体験(体感)され、ぜひ自分もやってみたい!という意欲が芽生えている方。とはいえ、ワークショップを実際にやるぞと意気込んでも、どこから手をつければ良いのだろうかとお悩みの方。また、心に残るワークショップと心に残らないワークショップとに、どのような違いがあるかを考えてみたい方。
企画の背景・意義 Q-Linksは、『workshop for workshop』という企画をはじめました。第1回(2012年02月17日)は、「細かすぎて、Q-Links!」をテーマに開催したところです。これまでに多くのワークショップを企画・開催してきたQ-Linksの"こだわり"について提供し、共有する機会をつくってみよう。多くの智恵が求められるFD・SDの開発に、Q-Linksが試行錯誤する内容や様子をありのままお伝えしよう。新たなFD・SDのプログラムを実践したいと悩まれている方々が挑もうとされている、これまでにないプログラムの創造へ貢献したい。そんな想いが発端でした。

当日の模様は、ウェブサイトで御確認ください。
第13回Q-place活動成果報告

さて、その第2回を実施します。

自身が所属する大学でのFD・SDにおいて初めてとなる"ワークショップ"に(しかも、ファシリテーターまで!)チャレンジされた方をお招きし、その苦労話を御披露いただこうと考えました。そこに、いくつものヒントが隠されているというアイディアです。場数を踏めば、たくましく強くなれるものですが、一方でそれは初めての頃に味わった不安や緊張を忘れさせるものでもあります。初心者の経験に訊くことで、ワークショップに躊躇してしまう理由を探り出し、成功へとつながる"レバレッジ・ポイント"を御参加のみなさんと見つけ出そうと思います。
※レバレッジ(leverage)=てこ(梃子)
目標 ○Q-Linksが行っているワークショップの、難しさや落とし穴、ややこしさ、楽しさ等、そうした事柄を象徴するエピソードも踏まえながら、「ワークショップ」について自分の言葉で説明できるようになる。
○実際にワークショップを行う自分と、今の自分との距離感について説明できるようになる。
役割・過程 本Q-placeでは、参加者同士の相互作用を大切に考える。Facilitator(進行)が、Guest Speaker(語り部)との交流から言葉(学び)を紡ぎ出す役割を果たすことで、本プログラムの成功へ貢献する。更に、Graphic Facilitator(書き手)は、その学びを可視化することに努める。Facilitatorたちは、会場を活性する進行に努めるので、参加者のみなさんにも主体的な参加をお願いする。
当日の参加教職員数 14名[教員(5)、職員(9)]
機関別:香蘭女子短期大(2)、九州大(3)、中村学園大(3)、沖縄国際大(1)、
ABC順、※Q-Links事務局(5)

当日の様子

オリエンテーションの後…小菜さんが登場!
明日(06/15)に開催が迫ったQ-Lab(OD)の会場が今日の舞台です。
先ずは、自らが手がけたワークショップの概要説明から。まだまだ緊張?

ファシグラ(ファシリテーション・グラフィック)は、Q-Links事務局の小貫さんが担当。今日もグイグイ描きます!
今日の最後には、ファシグラの“コツ”を紹介してもらいました。 

緊張が解けた小菜さんは絶好調!
 
内容や方法に気を取られ、ワークショップを通じて伝えたい“価値(コンセプト)創り”を甘く見てしまったこと。
 
 スムーズに進まない本番。
 
それは、仲間との“共有(共感)”が準備段階から不足していたためだと気づいて悔しかったこと。
 
企画も、準備も、本番も。動かしながら、思い切って修正していくこと。
はじめから立派で完璧な完成形は無いのだから。

「またやりたいなぁ、ワークショップ!ファシリテーションって奥が深くてオモシロイ!みなさんも是非!」とは小菜さん。
ここに描かれている言葉こそ、この場で紡がれた生々しい言葉たちです。

wfw vol.2 『初心者の経験に訊け!』
Facilitation Graphic by ONUKI

参加者の声

☆苦労話を語る小菜さんの"飾らなさ"・リベンジしたいと語る"笑顔"が印象的で、「初めからうまくいくわけがない。しかし、やってみないと始まらない」ということに改めて気付かされました。本学の参加者がこのマインドを共有できたことは大きな収穫でした。
また、"何気なく"見せつつ、実は"周到に"練られているQ-Linksワークショップの舞台裏を垣間見て、「ワークショップ成功の秘訣は企画段階にあり」と実感しました。小菜さん、Q?Links事務局の皆さま、ありがとうございました!【私立大・職員】

御 礼

今回のQ-placeは、昨年の秋頃、「Q-Labのようなワークショップを自分の大学でもやってみたいなぁ」と思い立って、Q-Links事務局に色々と相談をしたことが発端です。実はワークショップのファシリテーションをお願いしようと思っていたのですが、下心を見抜かれたのでしょう。結果まさか自分がファシリテーションをすることに…。
 
とはいえ、Q-Links事務局面々の多大なる御協力もあって、おかげさまでワークショップを無事に行うことができました。しかしながら、色々と反省すべきこと、沢山ありすぎて、今でもワークショップの場面が夢に出てくる始末です。
 
本Q-placeでは、初心者がワークショップだけではなくファシリテーションをしようと思い立ったときに何でつまずいたのか?何を思ったのか?っという反省談を中心に展開しました。皆さんへ少しでも何かを伝えられていたのなら幸いに思います。…次こそは、上回って頑張ります(笑)。

福岡教育大学 小菜辰郎


あらためて、御参加いただいた皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
小菜さんのすごさは、その前向きなパワー。そして、課題を自分の外側に置いて考えないことでしょうか。仲間が共感してくれない!とは言わず、そうした場づくりへ貢献できるチャンスがもっと自分にあった!と表現されるところです。しかも、面白く語られる。
なかなかできないことだと思います。なので、大成功談ではないにもかかわらず、参加の皆さんが和みつつ聴き入っている。そんな様子でした。会場の全員が、“自分事”として受け止めていたのでしょう。
授業期間中の平日開催。参加したかったのに残念…という声もいただいておりました。とても嬉しかったです。『workshop for workshop vol.3』を楽しみにされていてください。また御案内させていただきます。

Q-Links事務局 田中 岳