九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク
Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education

Q-Lab

2011-12-15 17:56 Q-Lab 第一回ODプロジェクト活動成果報告

Q-Linksでは、各大学の文化や組織のあり方を尊重しながら、教職員が一体となって教育改革に取り組むための知見を開発していくために、2010年秋よりQ-Labを開始しました。今夏からは、「カリキュラム開発(CD: Curriculum Development)」プロジェクトに加えて「組織開発(OD: Organizational Development )」をテーマに取り組んでいます。
第1回ODプロジェクトは2011年7月〜9月にかけて計3回、3つのStepで開催しました。話題提供者のお二人や参加者の皆様を始め、関わりのあった全ての方々のご協力により、無事に全てのプログラムを終えることが出来ました。改めて御礼申し上げます。
ここでは、これまで随時お知らせしてきたQ-Lab第1回ODプロジェクトについて集約、加筆して、以下のとおりまとめました。プロジェクトの雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです。

テーマ コンフリクト-対立と向き合う-
参加者 12大学20名
(沖縄国際大学、鹿児島大学、九州大学、佐賀大学、筑紫女学園大学、長崎国際大学、中村学園大学、福岡教育大学、琉球大学、賛同者[東北大学、名城大学、立命館大学])

STEP 1

コンフリクトを知り尽くす!?

-事例を手がかりにゲストとの対話を通して課題を認識する場-

日 時 2011年7月22日(金)10:00〜18:00
場 所 九州大学 箱崎キャンパス 21世紀交流プラザ
参加者 12大学 20名
ファシリテーター 久保山 宏、田中 岳(Q-Links事務局)
話題提供 「大学における対立や葛藤」
話題提供者 木下 冨雄 氏
((財)国際高等研究所フェロ-、京都大学名誉教授)
山﨑 その 氏
(京都外国語大学学長事務室長)
※話題提供の時間は九州大学教育改革研究会として広く公開されました。

午前中はオリエンテーション。ODプロジェクトの趣旨や目標、過程などについて説明がありました。その後、4名×5チームに分かれ、自己紹介やワークを通して、本プロジェクトで共に学び合う仲間たちが知り合いました。午後は2名のゲストによる話題提供でスタート。コンフリクトに関する知見・体験が紹介され、単にマイナス面にとどまらない、物事が進むきっかけや手がかりとしてのプラス面も述べられました。さらにゲストと参加者によるQ&Aセッションを通してコンフリクトとどう向き合うかについて深めていきました。

STEP 2

コンフリクトを語り尽くす!?

-互いの経験を語り合い課題を深めていく場-

日 時 2011年7月23日(土)10:30〜17:00
場 所 九州大学 箱崎キャンパス 21世紀交流プラザ
参加者 12大学 20名
ファシリテーター 久保山 宏、田中 岳(Q-Links事務局)

 午前中から午後の初めにかけて、参加者が各自のコンフリクトにまつわる体験をチームメンバーに語りました。その後、視座の転換を促すようなアクティビティ(ワーク)を挟みながら、チームで対話しました。それらを通じて、各自の体験を分類し、別の視点から捉えなおし、コンフリクトに向き合うためのアイデアを探っていきました。

STEP 3

コンフリクトを味わい尽くす!?

-表現した“問いかけ”に向き合い、相互に評価し合う場-

日 時 2011年9月9日(金)13:00〜18:00
場 所 九州大学 箱崎キャンパス 旧工学部本館3F第一会議室
参加者 15大学 24名
※Step3はQ-Linksメンバーシップに広く公開されました。
ファシリテーター 久保山 宏(Q-Links事務局)

Step1、Step2およびQ-pantryを通じて、各チームが作成してきた成果物(ケーススタディ教材)を互いに披露しました。まず、実際に成果物に取り組み、その後、成果物の作成企図について出題チームから発表。更に、他のメンバーから成果物に取り組んでみての感想や気づいたこと、アドバイスなどを出題チームにフィードバックしました。全チームの出題が終わったあとは、全員で円座に座って、第1回ODプロジェクトの全過程を振り返りました。

■中継ブログ   

 その1 その2 その3 その4 その5 その6 御礼

■さき撮り!

 【さき撮り!】第1回ODプロジェクトStep3の風景

 

参加者の感想(一部抜粋)

「チームで課題を考えることにより、立場により「対立と葛藤」が違うことに気づけたことは大きな事でした。教材作成は難しかったですが、他のチームの方々からご意見をいただけたことで、教材作成においての気づきもありました。毎日の業務や生活の中で、深く考えずに向き合っていた「対立と葛藤」についてですが、今回のプロジェクトに参加したことで、少しは考え立ち向かえる勇気が出たのではないかと考えています。」
(私立大・職員・女性)
 
「ODプロジェクトの中で、印象深いのはstep1での木下先生のお言葉「失恋を避けるために愛することを止めるのか。」と、step3前後にケース教材作成に向けて行ったチームの方々とのやりとりです。とりわけ、チームの方々とのやりとりは、提案に対する批判や反対でなく、まず同意が出て、さらに新たな提案が出るという良い流れで進んでいきました。現実の職場でのやりとりでもこのような良い流れができるように、「ダイアログ」を心がけたいと思います。」
(国立大・職員・男性)