九州地域大学教育改善FD・SDネットワーク
Kyushu Learning Improvement Network for Staff Members in Higher Education

Q-Lab

2013-12-18 17:56 Q-Lab 学生支援プロジェクト活動成果報告

2013年8月26日(月)〜27日(火)の2日間にわたって1泊2日の合宿形式(佐賀県唐津市)で開催された「学生支援プロジェクト」の模様を報告します。

概要

日時 ●step1
2013年08月26日(月)10時30分〜15時10分
●step2
2013年08月26日(月)15時30分〜17時40分※LaboBAR: 20時〜21時45分
2013年08月27日(火)09時35分〜12時10分
●step3
2013年08月27日(火)13時30分〜16時10分
場所 国民宿舎 虹の松原ホテル(佐賀県唐津市)
題目 学生支援からイノベーションを起こせ!-学生の成長を促進するための支援とは?-
講師 facilitator 小貫有紀子(九州大学)
対象 Q-Linksメンバーシップ(賛同校・運営校の教職員、賛同者)に限る

趣旨

「学生支援」がこれほどまでに注目されるようになるとは、ほんの10年前には想像することができませんでした。
今、大学教育は教室の中での教員と学生の関わりという伝統的な教育のあり方から、学生生活全般を通じた学生の全体的な成長へと関心が広がってきています。その意味でも、学生支援は大学教育の一翼を担い、学生の生活や学習を支える重要な役割を担っていると言われます。また、学生支援の領域も生活支援、キャリア支援、学生相談、障害学生支援、留学生支援、修学相談、学習支援、サービスラーニング等、ここ数年で大きく広がってきています。
 
本プロジェクトでは、学生支援について関心を持つメンバーシップが集い、学生支援の全国的な動向や歴史について理解を深めるとともに、対話を通じて自大学の経験や課題をふりかえり、掘り下げていきます。そしてプロジェクト終了時には、一人一人が自らの業務における学生支援のあり方についての新たなアイデアを得て、職場へと戻って行くことを目指します。

当日の参加教職員数

17名[教員(2)、職員(15)]
機関別:鹿児島大学(1)、九州大学(7)、西南女学院大学・西南女学院大学短期大学(1)、
筑紫女学園大学(2)、長崎国際大学(1)、福岡教育大学(1)、福岡女子大学(1)、
保健医療経営大学(1)、賛同者[岡山大学(2)]

当日の様子

Step1: 発見する

学び合う「共通の基盤をつくる」
2013年08月26日(月)10時30分〜15時10分
 
いよいよプログラムがスタート。まず、学生支援の全国的な動向や歴史について資料を基に学び合っていきました。次に、実際の事例を基にした二つのケーススタディに取り組みました。ケースは、大学として重大な判断を迫られる場面と、日常に近い窓口対応の場面。ダイアログ(対話)とロールプレイングを通し、ケースに潜む課題を身近に感じることで、自分やメンバーの価値観を互いに知っていきました。

Step2: 掘り下げる

掘り下げる「学生支援の課題の本質を深める」
2013年08月26日(月)15時30分〜17時40分※LaboBAR: 20時〜21時45分
2013年08月27日(火)09時35分〜12時10分

 

Step2では、さらにチームダイアログを深めていきました。教職員として自身の経験から見えてきたこと、自大学の状況から見えてきたことについて話し合い、その課題に対し自分ができることは何かを、ダイアログを重ねながら探っていきました。
 
夕方になり、一旦ダイアログを休みソロウォーク(散歩)。会場周辺の海辺を歩いたり、景色を眺めながら、これまで学んだことや気づきを、静かに振り返りました。
夕食後は、LABO BAR(ラボバー)の時間。話し合いたいテーマごとにグループに分かれ、和やかな雰囲気の中ダイアログを行っていき、あっという間に夜が更けていきました。
 
2日目は、朝からチームでのプロジェクトワークに挑戦。「10年後の学生支援」をテーマに、アイデアを出し合い模造紙にまとめ、全体でプレゼンテーションを行いました。

step3: 未来をひらく

掘り下げる「明日への一手を明確にする」
2013年08月27日(火)13時30分〜16時
 

最後のセッションでは、これまでの学びを踏まえて、自身の課題に対する「明日への一手」をコンセプトマップとして作成しました。そして、作成したコンセプトマップをメンバーと共有し相互にフィードバックをし合いました。2日間を共にしたメンバーからの励ましやアドバイスに、暖かな時間が過ぎていきました。
 
合宿最後は、全員で円座になりファシリテーション・グラフィックを使いながら、振り返っていきました。メンバーからは、「勇気を出して参加してよかった」「学生支援に対して意識の高い人達と過ごせ濃い時間を過ごせた」「日常の業務に活かしていきたい」など前向きな言葉が語られ、全てのプログラムは終了しました。

最後に全員で記念撮影

参加者の声(アンケートより抜粋)

☆「学生支援」という言葉を、歴史から、現場から、未来から、などの視点で、考えることがなかったので新鮮だった。
 
☆ このような教員・事務職員が参加して大学組織・教育等を改善していくために共に学ぶ場があるということに驚くとともに、やはり今回のようなグループによる語り合いの場・発表の場の重要性や、まず話をする、コミュニケーションを取るということが重要であることを再認識しました。
 
☆学生の問題が起きても、頭を抱えるのではなく、すべて受け入れる、つまり受容の姿勢。以前からそういうスタンスでしたが、自分のやってきたことは、間違いなかったと認識しました。今後もじっくり、学生の話を聴き、問題点を明らかにし、学生のやろうとしていること、やったこと、考えていることが、何が、何処が問題なのか学生が納得できるよう、説明ができるよう取り組んでいこうと思います。